AI活用時代のライティングの学び方
誰も教えてくれなかった「英語らしさ」の鍛え方
生成AIを使えば、英文の文法を直したり、自然な表現に書き換えたりすることは、 以前よりずっと簡単になりました。 しかし、自分の言葉で読み手に届く言葉で伝えるには、ライティングの知識が不可欠です。
英語を学び始めた方から、資格試験に挑戦する方、ビジネスや専門分野で英語を使う方まで。目的やレベルは違っても、自分で考え、自分の言葉で伝えられる英語を育てる――それが英語便に共通する考え方です。
同じ英語力でも、学び方によってライティングには大きな差が生まれます。
初級~中級では、正しい文法を身につけ、語彙や表現を増やしていく学習が効果的です。 しかし、文法や語彙が中上級レベルに達すると、知識を増やすだけでは、文章の「英語らしさ」はなかなか伸びません。 この段階から重要になるのが、「何を学ぶか」です。同じように高い文法力を持つ人でも、学び方によって文章の自然さや伝わりやすさには大きな差が生まれます。
ライティングは「総合力」です
良い英文は、文法だけで完成するものではありません。 内容、構成、ロジック、表現、トーン、ニュアンスなど、 いくつもの要素が組み合わさって、はじめて読み手に伝わる文章になります。
自分の改善ポイントが分からないまま語彙を増やしたり、 エッセイを何十本も書いたりしても、 必ずしも弱点が改善されるとは限りません。
もちろん、すべてを最初から身につける必要はありません。初級ではまず文法や基本表現から。英語力が上がるにつれて、構成、ロジック、ニュアンスへ。必要な力は、学習段階や目的によって変わります。
内容・アイデア
構成
論理
文法・語彙
表現
トーン・ニュアンス
読み手に伝わる英文
学習段階・目的に合わせて、必要な力から伸ばしていきます。
「文章が伝わらない」理由は、人によって違います
同じ英語力でも、つまずいているポイントは同じとは限りません。 文法を学び直すべき人もいれば、ロジックや説明の仕方を見直すことで 大きく文章が変わる人もいます。
では、自分の弱点をどう見つけ、どう伸ばしていけばよいのでしょうか。
生成AIを学習に活用する
AIから答えをもらう。その先へ。
学習が進むにつれて、「教えてもらう」だけでなく、自分で考えながらAIを使うことが大切になります。
ライティングの詳細を説明する前に、「生成AI」の活用を考えてみましょう。 生成AIを使えば、文章が簡単に作れるようになった時代。英語学習はもういらないのでは?と考えても不思議ではありません。 一方、学習者が思考力を失うことを懸念して、教育現場で利用に慎重な意見があることも理解できます。
英語便では、基本的に「学習に生成AIを使ってもよい」と考えています。 文章を作るのが苦手な初心者が、AIの助けを借りながら文章を作成していくことも有効です。 ただし、結果を盲信し、意味も分からないまま生成された文章をそのまま使うだけでは、言語能力の向上にはつながりません。
平均以上の英語力を目指す方には、 「AIに頼り切るのではなく、自分の頭で考え、AIを上手く使って学習を加速させる」 使い方を推奨しています。
1初心者のAI活用
AIに「これを教えて!」
学習者
学習者:「新しい表現 I've been feeling down lately. を覚えておこう」
2上級者のAI活用
AIに「これどう思う?」
学習者
「精神的に疲れ果てています」
I'm feeling completely defeated.
「完全に打ちのめされた気分です」
学習者:「すごく落ち込んでいるときに使えるバリエーションを覚えた。」
3その先へ ― 自分なら、どう伝える?
AIに生成をお願いすると「なんかいいい文章」が生成されます。ですが、それは定型文でありあなたの本当に伝えたいこととは異なる可能性もあります。また、文章トーンがあなたの人柄や相手との距離間と合わないこともあります。最終的には自分の言葉で伝えられることを目標にしましょう。 AIから表現を提案してもらうだけでなく、最後は「自分はこの出来事をどう捉え、どんな言葉で伝えたいのか」を考えます。
学習者
It doesn't rain unless it pours.
「悪いことは一つだけでなく、重なるものだ。」
I feel like I must be due for some good luck soon.
「そろそろ何かいいことが起きてもいい頃だと思う。」
状況を説明するだけでなく、最後に自分らしい前向きな視点を加えることで、書き手の人柄が伝わる文章になります。
AIに教えてもらう → AIと一緒に考える → 自分が伝えたいことを考える → 人からフィードバックを受ける
AIで分析し、人の視点で確かめる
AIは、文法・語法のチェックや文章の特徴、繰り返し現れる弱点の分析を得意としています。 一方、文章は最終的には「人」に向けて書くものです。
文章には、文法的に正しいか、表現が自然かということだけでは判断できない部分があります。 誰に向けて書いているのか。どのような背景があるのか。どのくらい丁寧に伝えたいのか。どのくらい強く言いたいのか。 同じ内容でも、相手との距離感や目的によって、適切なトーンや表現は変わります。 英語便では、平均化された文章より、個人の言葉を大切にしています。「人にささる言い方」「独自のユーモアを含める」「失礼にならないように伝えたい」「信頼感のある文章にしたい」など目的に合わせるため、最終的には人間である講師が文章を見ていきます。
20年以上の累積添削データ
日本人学習者が実際に書いた英文と、講師による添削の蓄積から、 つまずきやすいポイントや、日本語の影響を受けやすい表現を分析します。
生成AIによる分析
語法、日本語の影響、論理展開など、 大量の文章から特徴や傾向を検知するためにAIを活用します。
プロフェッショナル講師
文脈、意図、読み手との距離感、論理、ニュアンス、 より自然な表現やスタイルは、講師が実際の読み手の視点から指導します。
英語便では、弱点をこんな視点から見つけます
ライティングを構成する要素を、実際の文章の中でどのように確認するのか。 英語便では、文法・語法だけでなく、日本語の影響、論理展開、自然さ、 トーンやスタイルまで、複数の視点から見ていきます。
Grammar / Vocabulary
文法、語法、語彙の使い方、前置詞、冠詞などを確認します。
Translation Influence
日本語の考え方や語順、表現の影響を受けていないか確認します。
Logical Coherence
理由と結論のつながり、説明不足、論理の飛躍を確認します。
Expression Naturalness
意味は通じても不自然な表現を、より自然な英語へ改善します。
Tone / Nuance
場面・相手・目的に合った丁寧さ、強さ、ニュアンスを確認します。
Style Up
より簡潔で洗練された文章、読みやすい構成や文章スタイルを考えます。
実際の添削では、こんなところを見ています
文法・語法の誤りだけでなく、ニュアンス、ロジック、日本語の影響など、 「意味は通じるけれど、より伝わる英文にするために見直したいポイント」まで確認します。
The product will be available until the end of January.
The product will be available until by the end of January.
All students are demanded to complete all four clinical educational experiences prior to graduation.
All students are demanded required to complete all four clinical educational experiences prior to graduation.
Using tablets at school will improve children’s grades because digital devices provide a variety of contents.
Using tablets at school will improve children’s grades because digital devices provide a variety of contents they can easily access a wide range of learning materials.
Only one thing I could do was go back to home.
I had no choice but to go back home.
学習を続けると、文章はどう変わるのか
ライティング力は筋肉です。知識だけで変わるものではありません。 自分の弱点を知り、書き、フィードバックを受け、また書く。その繰り返しによって、少しずつ文章の組み立て方や表現の選び方が変わっていきます。
(Unclear / Unnatural) |
(Translation Influence) |
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※ 個人差には開きがあります。当表では平均値を採用しています。
※ 2026/8/1時点で、年間20本以上の添削提出を行ったスタンダードコース会員を、学習期間別に100名ランダム抽出、実際に提出された添削結果より集計しています。
※ 個人差には開きがあります。当表では平均値を採用しています。
※ 文章の不明瞭・不自然率 - 全体のセンテンス数に対し、文法は合っているが、意味が不明瞭(あいまい)、または不自然(因果関係や展開が不自然、またはコロケーションの誤りなど)と講師がチェックした数
※ 日本語からの影響 - 全体のワード数に対し、日本語からの直訳による不自然、または日本語ロジックにひっぱられて英語らしくない言い回しの発生数を生成AIで抽出
※学習期間と数値の関係を示す参考データであり、個々の学習成果を保証するものではありません。
20年以上、英文ライティングを見てきました
英語便は2005年のサービス開始以来、 日本の学習者の英文と向き合い続けてきました。 添削実績は30万件以上にのぼり、 その蓄積は現在の教材開発・指導・分析にも生かされています。
英語便の添削・ライティング指導をベースとした書籍も研究社より出版されています。 また、資格試験対策、日記、ビジネス、アカデミックなど、 さまざまな目的で長期的に学習を続けるメンバーがいます。
※メディア掲載実績の一覧は別ページへ移動し、ここでは代表的な実績のみ掲載する想定です。