● TOEIC(R) SW試験との出会い
英語便がはじめてTOEIC SW試験の取り組みをはじめたのは
2012年の秋、オンライン英会話レアジョブさんの
「本気で学ぶビジネス英語 TOEIC(R) テスト スピーキング
/ライティング」(研究社)のライティングパートの執筆
がきっかけでした。
ライティングパートを英語便が担当しました→
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● 試験との取り組み
当時は試験の情報も少なかったため、専門プロジェクトを設置、
過去問題を分析するとともに、スタッフが実際に受験を繰り返し、高得点獲得
のための学習方法を探ってきました。
また、英語便メンバーからTOEIC(R) SWサンプルライターを募集し、実際の
ライティングから
学習者の間違えやすい点や、苦手な点についても研究を重
ねてきました。
● SW試験で明らかになるSpeaking/Writingの能力差
S/W試験では、その名前のとおり、話す力(Speaking)と書く力(Writing)が
数値として表れます。スタッフの受験結果は
我々の予測とはかなり違ったものでした。
英語便のメンバーは英語の中上級者が中心です。このため
スタッフにも、TOEIC(R) L/Rで高得点を持っている人間が多く、
受験に望んだ8名のスタッフのうち5名はL/R 950点以上を取得していました。
英語便はライティングのサイトであることから、スタッフの目標は「全員がWritingで
180点以上を取る」(SW試験のWritingのスコ
アは200点満点)というものでしたが、
数回の受験結果、点数は、150点〜190点と人により大きく差がついてしまいました。
スタッフが高得点を取ることで、試験を研究するつもりが、
それまで会社がL/Rの点数のみを重要視していたため、ライティングのサイトであるにもかかわらず、スタッフのライティング
能力を正しく評価できていなかった事実を知ることになりました。
● TOEIC(R) SWを活かしたライティング能力がわかる診断の開発
出版版作業終了後、我々は受験結果を分析し、練習ツールの検討に入りました。
すでにスタンダードコースでは、練習問題が提供されており、はじめは
点数を上げるためのガイドの提供と練習問題を増やす予定でした。
ところが開発を進める中で、講師やスタッフから「予想スコアがほしい」「それならパート別に算出しよう」「スコア
に直結する要素が目に見えるように」と新しいアイデアがどんどん出てきました。
開発チームは毎日遅くまでプログラミングをがんばり、最終的にTOEIC(R) Writing試験の要素を
フルに活かした診断のご提供ができるようになりました。
開発に時間がかかり、当初リリース予定だった、2013年11月より3カ月も遅れてしまいました。
繰り返しお問い合わせをいただいたメンバーや外部の皆様、また採用をご検討いただいていた法人ご担当者様へご迷惑をおかけいたしましたこと、この場を借りてお詫び申し上げます。
● ライティング技術と指導法の進化
今回の診断は、これまでの英語便の添削結果のグレードや、傾向分析とは異なる、TOEIC(R) Writingの採点ポイントに基づいた新しいアプローチになります。今後、受験者の「診断結果」を更に分析させていただく
ことで、新しい指導法や添削方針が生まれると確信しております。
たくさんの方に受験していただきたいということで、価格をかなり抑えています。
関心をもたれたら、ぜひ、一度受験してみてください。
試験は自宅で1時間ほどで受けられます。中断機能もついていますので、途中で来客や電話があっても簡単にストップ&再開できます。現在「上級者」と呼ばれている方でも、きっと新しい発見があると思います。
診断を通じて、みなさまが新しいライティングの視点を発見されること、弱点を知ってライティングスキルがさらに向上すること、そして公式試験で高得点を取得されることを心より願っております。
2014年2月5日
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